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★ J - GAP オーストラリア

★★★★★ 豪州日本研究学会 (JSAA) 

Japanese Studies Association of Australia http://www.jsaa.org.au/


J-GAP オーストラリア 活動目標


オーストラリアで日本語を使って様々な分野で活躍できる人材を育てるには、学習者が小中高で日本語学習を開始し、大学でも継続し、その間に最低1年日本に留学できるような道筋を作る必要がある。そして、高校、大学を卒業後、日本語学習をしたことがどのようなキャリアにつながるのか、その道筋を明示する必要がある。さらに、日本語学習者数の減少に歯止めをかけ、日本語、日本文化の学習を通じての国際市民としてのオーストラリア人の育成支援を強化する必要がある。
したがって、活動目標は:
  • 日本語学習の道筋を明確化し、情報を浸透させる。
  • 日本語学習後のキャリアの道筋を明確化し、情報を浸透させる。
  • 日本語学習を応援する。(Advocacy)

(トムソン 2012年8月14日)


J-GAP オーストラリア 活動報告

(新しいものからリストされています)

2014年7月10−12日
International Conference on Japanese Language Education
シドニー日本語教育国際研究大会

豪州が主催した本大会では、J-GAPのパネル発表が行われました。
また、グローバルネットワークの会議で、J-GAPの報告と今後の方向性に関し討論がありました。

2014年7月9日
Japan Foundation Advisory Meeting

オーストラリア全国の教育省の代表者、および、日本語教師会の代表者が集う会議において、J-GAPの報告を行いました。

2014年5月16日
NSW Japanese Teachers Conference
NSW州日本語教師の研究会

小中高校の日本語の先生方が170名集まって、日本語教育の様々な発表が行われました。
J-GAPチームは、シドニー近郊6大学に呼びかけて、高校から大学へ向けて日本語の学習を続けてもらえるように、情報提供を行いました。
6大学から下記の参加がありました。

University of Sydney, Dr Seiko Yasumoto
University of Western Sydney, Dr Satomi Kawaguchi
University of Technology Sydney, Mr Yasushi Hirai
Macquarie University, Dr Tomoko Koyama
University of Wollongong, Dr Rowena Ward
University of New South Wales, Prof. Chihiro Thomosn

情報提供の発表に使ったパワーポイントはここです。


2014年1月31日
国際交流基金浦和センター

センターにてJ-GAPの会議があり、トムソンとスペンス−ブラウンが参加しました。

2013年10月11日
Japan Foundation Advisory Meeting

オーストラリア全国の教育省の代表者、および、日本語教師会の代表者が集う会議において、J-GAPの報告を行いました。

2013年7月5-8日
AFMLTA National Conference 2013

オーストラリアの外国語教師会の連合であるAustralian Federation of Modern Languages Associationsの研究大会にて、J-GAPに関する発表とディスカッションを行いました。
発表のパワーポイントはここから見られます。
また、ディスカッションの記録はこちらです。

2013年7月2−5日
LCNAU2013 2nd Biennial Conference

オーストラリアの大学の言語教育者の学会、Languages and Cultures Network for Australian Universities の研究大会で、J-GAPに関する発表とディスカッションを行いました。
発表は現在論文の形に修正中です。

(トムソン 2013年11月1日)



J-GAPに関連する出版物がでました。

Northwood, B and C.K. Thomson (2012) "What keeps them going? Investigating ongoing learners in Australian universities." Japanese Studies. 32 (3): 335-355.
Web Link to NorthwoodThomson(2012)

(トムソン 2013年2月20日)


2013年1月27日
シンポジウム ASEAN諸国と日本語教育 −平和・安全・相互理解のための学生交流プログラムに向けて−

早稲田大学にて、文部科学省、大学の世界展開力強化事業(ASEAN諸国などとの大学間交流形成支援)の一環として上記のシンポジウムが行なわれ、トムソンがオーストラリアを代表する形で出席した。ASEAN諸国の日本語プログラムの代表者に加え、元文部科学省大臣の中川正春氏、国際交流基金日本語国際センター所長の西原鈴子氏、台湾、国立政治大学教授の嘉数勝美氏などが参加し、各大学の状況を把握し、大学間交流をどのように効率的、効果的に推進して行くかが検討された。

トムソンは、J-GAPの焦点の一つである、日本の大学と海外の大学の日本語プログラム間のアーティキュレーションが交流の意味ある促進に大きく関わってくることを述べ、J-GAPを紹介し、アーティキュレーションの重要さを強調するとともに、日本語プログラムを取り巻く環境、つまり、大学の仕組みや企業の一斉採用の状況などが、効率的な交流の妨げとなっていることを指摘した。(アーティキュレーションの説明には當作先生の許可を得て、先生のスライドを使わせていただいた。)

一般の方々を含めた日本のみなさんに、アーティキュレーションの考え方を理解してもらい、J-GAPの存在を知ってもらういい機会になったと思う。また、シンポジウム後の懇親会では、中川議員とさらにお話ができたので、議員を通じて、多少なりとも陳情活動ができたのではないかと思う。



(トムソン 2013年2月15日)

2012年11月3日
Japanese Applied Linguistics Seminar Series 2012
学習言語としての日本語、継承語としての日本語、日本語を将来へつなげるために

2012年11月3日、シドニーの国際交流基金のホールで、當作靖彦教授(J-GAP Director)、片岡裕子教授(University of Californina, Long Beach) をお迎えし、セミナーが行われた。セミナーでは、まず、J-GAPオーストラリアのトムソンが「オーストラリアの日本語、現状と課題」と題して、問題提起を行い、それに答えていただく形で、片岡先生が「継承語としての日本語、いつ、どこで、だれが、どうして、何をする?」、続いて、當作先生が「新しい時代の日本語学習:その方向性とアドボカシー」というご講演をしてくださった。質疑応答も活発で、先生方は時間を超えて対応してくださった。

セミナーには、小中高校、大学の先生方、日本語土曜校、日曜校の先生方、継承語話者の保護者の方々など、80名を超えるみなさんが参加され、基金のホールは満席であった。

J-GAPオーストラリアの焦点である「継続」のためには、継承語話者が継続できる環境を作ること、継承語話者に限らず、学習者が継続できるプログラムのアドボカシーを行っていくことが重要である。今回のセミナーでは草の根レベルのみなさんに、その重要性を理解していただくきっかけを作れたのではないかと思う。

また、もう一つの焦点は「つながり」であるが、様々な機関で日本語を教えている人々が一堂に会する機会を提供することもできた。

(トムソン 2012年11月9日)

2012年11月1-2日
National Symposium: Japanese Language Education 2012 'Creating the future'

2012年11月1-2日、メルボルンにて Melbourne Centre for Japanese Language Education (MCJLE) の主催で日本語教育の全国シンポジウムが行われた。国際交流基金の支援を受けた本シンポジウムは、オーストラリアにおける日本語教育に特化した全国大会としては36年ぶりで、全国、そして海外からの参加者も含め、小中高大学から、320人の日本語の先生方、関係者を集め、歴史的なイベントとなった。

基調講演は、オーストラリアの言語教育会の大御所、Professor Joseph Lo Bianco、オーストラリアの学校教育における言語学習の根幹をなす Intercultural Language Teaching and Learning でおなじみで、最近では Australian National Curriculum をリードする Associate Professor Angela Scarino、J-GAP Director で、日本語学習のアドボカシーを推進する當作靖彦教授、そして、アメリカ日本語教育界における教師養成の第一人者、片岡裕子先生が担当された。

今回のシンポジウムでは、MCJLE の所長(デクレッツァー)、副所長(スペンス−ブラウン)が、J-GAPオーストラリアのメンバーであることも幸いし、MCJLEとJ-GAPオーストラリアが連携して、J-GAPの目標につながるいくつかの活動を行った。

  1. シンポジウム自体が、小中高大学の先生方を「つなぐ」場を提供した。
  2. 當作先生が、アーティキュレーション、そして「継続」 のためのアドボカシーの講演をされた。
  3. J-GAPオーストラリアを代表したパネルで、當作先生がアーティキュレーションについてのイントロダクションをしてくださり、続いて、トムソンとスペンス−ブラウンが「継続」にかんする発表をし、開場の参加者と活発なディスカッションを行った。
    ディスカッションのまとめはここです。
  4. 各州の日本語教師会の代表者と大学の代表がインフォーマルに集まるランチを主催し、小中高大学の日本語教育の全国組織を作る布石とした。
  5. シンポジウムの全体パネル討論を開き、下記のメンバーが日本語の将来について討論を行った。
  • Kathy Kirby, the Executive Director of Asialink and the Asia Education Foundation
  • Carolyn Stevens, the President of the Japanese Studies Association of Australia
  • Tohsaku Yasuhiko, the President of American Association of Teachers of Japanese and the J-GAP Director
  • Chihiro Kinoshita Thomson, JSAA Representative to the Global Network of Japanese language education, J-GAP Australia leader
  • Matthew Absalom, the President of Australian Federation of Modern Language Teachers Associations
  • Kent Anderson, Pro-Vice Chancellor (International), University of Adelaide.

(トムソン 2012年11月12日)

2012年10月31日
Japan Foundation Advisory Committee Meeting

国際交流基金のアドバイザリー・コミティー・ミーティングは、各州の教育省の学校言語教育の責任者と日本語担当者が集まり、ここ一年の日本語の動向を共有し、課題を討論する場である。メルボルン日本語教育シンポジウムの前日にメルボルンで行われたミーティングにJ-GAPオーストラリアから、デクレッツァー、スペンス−ブラウン、トムソンが参加した。各州の学校教育間で情報交換が行われることはもとより、学校教育と大学教育の間の情報の流れがスムーズになることはJ-GAPにとって大変重要なことであり、3名の参加は意義あるものと考える。

会議中スペンス−ブラウンが述べたように、高校からの学習者を受け入れる大学側は高校の日本語教育に興味を持っているが、送り出してしまう高校側は、往々にして大学への連携にあまり関心のないことが多い。トムソンは、所属大学での調査を発表し、大学入学後何らかの形で言語学習の続けられない学位は一つもないことを強調し、他大学も同じような状況であるだろうと述べ、高校の先生方から、生徒達へのこの情報の浸透を要請した。

(トムソン 2012年11月12日)

2012年8月17-19日
ICJLE名古屋大会

International Conference of Japanese Language Education、日本語教育国際大会が名古屋で行われ、グローバルネットワーク、J-GAPのプロジェクトメンバーが集まる機会を得た。J-GAPオーストラリアからは、スペンス−ブラウンとトムソンが参加した。スペンス−ブラウンはグローバルネットワーク、およびJ-GAPの会には始めての参加で、全体像を把握するよい機会となった。

大会では、J-GAPメンバーによる会議に加えて、全体パネル討論も行われ、オーストラリアからはトムソンが発表した。大半が日本在住の聴衆に世界の日本語教育の視野を持ってもらうとともに、世界レベルでのアーティキュレーションに関心を持ってもらう機運を作れたのではないかと思う。

(トムソン 2012年11月12日)



2012年7月10−14日
Japanese Language Educators' Workshop: Providing Continuing Learning Pathways for Learners of Japanese.

2012年7月10−14日、シドニー郊外のパラマッタ(Parramatta)に在する西シドニー大学(University of Western Sydney)にて、Asian Studies Association of Australia Biennial Conferenceが行われた。J-GAPオーストラリアの主催団体であるJapanese Studies Association of Australia (JSAA)は、J-GAP参加決定以前からJFサクラ助成を受けてこの学会で日本語教育のワークショップを行う企画を進めていたが、J-GAPの主旨に参与する活動なので、ここに報告する。また、J-GAP参加決定後、J-GAP助成を受けて、スペンス−ブラウンの参加が可能となった。

ワークショップでは、カリフォルニア大学ロングビーチ校の片岡裕子教授による日本語継承語話者の日本語教育の傾向と対策についての講演に続き、スペンス−ブラウン(小中高)、トムソン(大学)による日本語学習継続の問題提起の後、会場の参加者とのディスカッションを行った。会場には,学会参加者ほか、サクラ助成で支援を受けた高校大学の日本語の教員を始め、ニューサウスウェールズ(NSW)州教育省の言語担当者などの参加もあり、活発なディスカッションとなった。今回の参加はNSW州の教員が中心となったが、NSW州の小中高学習者数の減少が2000年から2008年の間40%以上と国内で最も深刻なことを考えると、順当と言えるだろう。

ワークショップのフィードバックは非常に肯定的で、参加者のコメントに共通していたのは、他州の情報がわかってよかった、交流できてよかった、もっとディスカッションの時間が欲しかった、などで、日本語教師間の人的交流、情報交流の必要性が明確になった。

(トムソン 2012年7月17日)


2012年6月15-16日
Six Universities Joint Information Session: a J-GAP event

2012年6月15-16日、シドニーにて、ニューサウスウェールズ州の小中高の日本語の先生方の Professional Learning Conference for NSW Teachers of Japanese が行われた。ConferenceはNSW州の教育省の企画で、国際交流基金、シドニー総領事館の支援を受けたもので、NSW州全域から150名の先生方が集まった。

J-GAP オーストラリアは、この Conference で発表を行った。

発表はSix Universities Joint Information Session: a J-GAP event と題し、NSW州シドニー近郊の6大学の代表者が、各大学において、高校で日本語を勉強した生徒達がどのように日本語学習が続けられるかを中心に情報を提供し、先生方からの質問を受けた。各大学の主要情報は、事前に Conference の予稿集に掲載したため、この分科会に出席できなかった先生方も含めて150名の先生方に継続の情報が伝達されたことになる。また、ここで、J-GAPというイニシアチブを大学、小中高の先生方に認識してもらうよい機会となった。さらに、6大学の先生方がネットワークする場としても機能した。

参加大学は以下の通りである。(アルファベット順)
  • Macquarie University (Dr Tomoko Koyama, Ms Kayo Nakazawa)
  • University of New South Wales (Prof Chihiro Thomson, Dr Kazue Okamoto)
  • University of Sydney (Dr Matthew Stavros)
  • University of Technology Sydney (Dr Emi Otsuji, Mr Yasushi Hirai)
  • University of Western Sydney (Dr Satomi Kawaguchi)
  • University of Wollongong (Dr Rowena Ward)

今回のイベントは、オーストラリアのアーティキュレーションはシステムそのものの問題というよりは、システムが利用されていないことが問題であるとの認識から、主に高校の先生方に日本語学習中の生徒達に大学で日本語学習を継続していく際に必要な情報を提供すること、大学の先生方と高校の先生方をつなぐことを目的とした。
(トムソン 2012年7月3日)


2012年1月18-20日
J-GAP第二次プロジェクト国際企画会議

2012年1月18-20日、J-GAP オーストラリア立ち上げに関して、JSAAを代表し、トムソン木下千尋(ニューサウスウエールズ大学)、サリー溝尻(ノースシドニーガールズ高校)の二名が国際交流基金日本語センターで行われたJ-GAP第二次プロジェクト国際企画会議に参加した。

2012年2月8日、JSAA役員会はメール上にて、J-GAP オーストラリアプロジェクトを以下のメンバーを中心に行っていくことを承認。
  • ニューサウスウエールズ大学 トムソン木下千尋
  • モナッシュ大学 ロビン・スペンス-ブラウン

助成申請に向けて始動。

(トムソン 2012年2月9日


オーストラリアの日本語教育


最新情報


日本語教育に少なからず影響を与えると思える「アジアの世紀におけるオーストラリア白書」が発表されました。日本語はここでも重要言語にあげられ、アジア言語を最低一つ、全ての国民が学べる機会の提供を唱っています。以下のページから、日本語の概要も見られます。


Australia in the Asian Century White Paper

現在、オーストラリアの初等、中等校は各州の教育省が管轄していて、州によってカリキュラム、中等校への進学学年、学期制度などが異なりますが、2014年にナショナル・カリキュラムが導入される予定です。ナショナル・カリキュラムでは、外国語の学習が初等校から必修化されます。日本語もこれに準じます。詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

The New National Curriculum for Languages
http://www.acara.edu.au/languages.html

The Shape of the Australian Curriculum Report
http://www.acara.edu.au/verve/_resources/Languages_-_Shape_of_the_Australian_Curriculum.pdf

オーストラリアの学校における日本語教育が直面する諸問題に関しては、
Melbourne Centre for Japanese Language Education
のサイトで、
The Current State of Japanese Language Education in Australian Schools
をご覧ください。サイト内、日本語の要約 (Summary in Japanese) もダウンロードできます。


一般情報


オーストラリアの日本語教育全般については、以下の国際交流基金のサイトが詳しいです。

日本語教育国別情報 オーストラリア2010年度
http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/country/2010/australia.html