DVTJ (Delaware Valley Teachers of Japanese)

1)紹介

DVTJ (Delaware Valley Teachers of Japanese/デラウエアバリー日本語教師会)は、1990年に発足されて以来、主にペンシルバニア東部、ニュージャージー、デラウエア州周辺の日本語教師達が中心となって活動を続けてきました。現在の会員数は約50名ほどで、日本語補習校からK-12、個人チューターまで、異なったバックグランドを持つ日本語教師達が集まり、「教室ですぐに使えるアイデアを」という実践的なテーマのもとに、年に2回、夏と秋に勉強会やワークショップを行っています。また、より会を充実させ、知識を深めるために、2~3年に1度は外部から特別講師をお招きし、特別講演会も開催しています。

2)J-GAP活動参加までの経緯

以前DVTJ会員で、現在はJ-GAPアメリカチームの活動メンバーでいらっしゃるバージニア大学の佐藤先生よりご連絡をいただき、DVTJのアーティキュレーション活動への参加をお誘いいただきました。ちょうど同じ頃、AATJなどに参加しJ-GAP活動に関する発表を聞いていた数人のDVTJ会員達からも、アーティキュレーション活動への興味、関心の声が上がっていましたので、早速2015年3月にJ-GAP USAディレクターの蘇先生をお招きし、ペンシルバニア州のアーサイナス大学で第1回目のワークショップを開催していただきました。

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3)J-GAPの活動内容と今後の予定

このワークショップ以前には、参加者のほとんどが「アーティキュレーション」という言葉は聞いたことがあるものの、その概念や具体的な活動内容については全く想像がつかないと言った状態でした。そこで、講師の蘇先生が以下のような達成目標を明示してくださり、ワークショップ前半ではアーティキュレーションという概念についての講義を、そして、後半では小グループに分かれての話し合いをリードしてくださいました。
  1. 参加者がプログラム/カリキュラムアーティキュレーションという概念、実体への理解を深めることができる
  2. 参加者がその理解に基づいて、アーティキュレーションに向けて、自分の立場で具体的に何ができるのかという案を出す切っ掛けを掴むことができる
その結果、テーマごとに分かれた小グループの中で、以下の二つのアーティキュレーション活動が現在も進行しています。
 ① 地元の高校と大学の日本語プログラム間での授業見学やイベント活動の共同開催の可能性と具体案の模索。(特に、フィラデルフィア日米協会主催の高校生を対象とした
    Japan Ballへの地元大学の参加など)

 ② それぞれ異なった日本語カリキュラムや教科書を採用している4つの大学と日本語補習校の一般人日本語コースの教師達で、Japan FoundationのCan-Doリストを基にし 
   た共同のパフォーマンスベースのテストとアセスメント方法を作成する。

特に、②の活動グループについては、現在、各メンバーがCan-Doリストに目を通し、自分の日本語プログラムの各レベルで達成させたい、また、達成可能なパフォーマンスベースのタスクとその評価法を考案しています。もちろん、それぞれの学校で採用してきた従来の試験やテスト方法を廃棄するということではなく、今回のアーティキュレーション活動を通して、学校やカリキュラム、また教科書という枠を超えて、教師達が学習者たちにもっと明確で実践的な言語活動目標と評価法を提示できるようになることを目標としています。次の段階としては、来春に再度このグループで勉強会を行い、その時には具体的なタスクや評価法のサンプルをみんなで作成したいと思っています。